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新宿インシデント/新宿事件 


STORY
中国の貧しい東北部で、トラック整備士として働いていた鉄頭(ジャッキー・チェン)は、日本に留学し、音信不通になっていた幼なじみの恋人・シュシュ(シュー・ジンレイ)を探すため日本に不法入国する。鉄頭は、日本紙幣を握りしめ、東京の新宿・歌舞伎町へと向かう。
 
REVIEW
以前から、鑑賞したかった『新宿インシデント』を見ますた。
結構ドロドロな話とは聞いていますたが、こんなにダークな内容とは・・・
物語の舞台は新宿歌舞伎町。そしてVシネ感も漂わせながら、中身はしっかり香港映画ですた。

主な出演者は日本と香港・中国の役者が半々くらいですた。
脇を固める俳優に、日本では竹中直人、加藤雅也、峰岸徹、倉田保昭とバラエティに富んだ顔ぶれ。
中華系俳優も、林雪や錢嘉樂、盧惠光、ちょい役に秦沛と演技派が脇を固め
ヒロインに徐静蕾、范冰冰となかなか華のあるキャスティング。さすがジャッキー映画といいましょうか・・・


ジャッキー・チェン演じる鉄頭は音信不通になった恋人を探すためやってきた不法滞在者という役。
新宿歌舞伎町を舞台に、混沌とした世界と不法滞在者であることを通して欲と権力そして社会の理不尽さを映しだす。

ジャッキー・チェンというとどうしてもアクションを期待しがちですが封印してますた。
彼のアクションを期待していた方はさぞかし残念だったに違いない。
闇を描くような救いようの無い内容でしたが、人間ドラマという点でとても見応えがありますた。


なかなか見応えを感じますし物語の展開も悪くないんですけど、最後まで痛い場面が多すぎて、胃がキリキリしますた
いやー、銃でドンパチだったりならいいんですけどねぇ・・・基本的に刃物系は苦手なんですよ
そのうえ物語が進むにつれ、どんどんダークな方向になるもんだから、気が重かったです。
しかも、時間の経過がちょっと判りづらいんですよね。

元恋人であるシュシュに子供がいたりと、その途中まで中国にいた時から10年経っていた事も気づきませんですた。
日本のヤクザ同士の権力争いもちょっと判りづらい部分もある
物語が進む上でそこは上手く説明できれば良かったかなぁと感じますた。



ジャッキー・チェンはこういう役は似合わない気もするんだよね。
あとジャッキー自身の年齢もあるけど、鉄頭のキャラクターに無理があるような・・・


ジャッキー演じる鉄頭は悪事に手を染めていくんだけど、基本的には真面目な性格なんだよね。
殺人を犯してまで行方不明になった恋人シュシュを探すため日本に来たけどシュシュの事実を知ってしまって、
もう、国にも戻れない彼はいろいろ理不尽な目に遭ううちにさらに犯罪を犯してしまうんだけど、
真面目に生きていこうと決心する。
だけど、いろんな要素が絡まって明るい道へは進めない。その展開がとにかく悲しい。


理不尽な目に遭おうともシュシュに裏切られた形でも悪事に手を染めようとも、それよりも仲間に裏切られていく様に胸が詰る。
それが、妙にリアリティを感じて恐怖にすら感じた。


弟分の阿傑(ダニエル・ウー)も不法滞在者だけど、ささやかに天津甘栗を売って生活するのが夢のような素朴な男だったのに、とんでもない目に遭って自棄になっていく。その変わり果てた姿に愕然とする。
まぁ最初は変なパンチパーマの阿傑に笑いそうですたが、薬に溺れてめちゃくちゃになるうちに、あの変なパーマ頭が切なくなってきちゃうんですねぇ。
最後も痛すぎで、もう主人公の鉄頭よりはるかに阿傑が一番可愛そうですた。



物語は重い。いろいろな裏切りの果てに虚しさだけが残るような内容ですた。
でも濃い人間ドラマのおかげで、見応えある物語でもある。
でも、個人的にやっぱジャッキーは明るい作品がいいなーと思いますた。


2009年 香港
監督・脚本:爾冬陞(イー・トンシン)
出演:成龍(ジャッキー・チェン)、竹中直人、呉彦祖(ダニエル・ウー)、加藤雅也、徐静蕾(シュー・ジンレイ)、范 冰冰(ファン・ビンビン)、林雪(ラム・シュ)、倉田保昭
テーマ : 香港電影    ジャンル : 映画

Comments

おみさん> 
おみさん、こんばんは。

この映画は凄く重かったです。
仲間と心から笑い合っていた日々もあったはずなのに・・・
欲とか権力とかに固執しすぎても人は人として失っていくものが増えていくんだなぁと感じました。

ジャッキーの役柄に驚きましたが、彼も歳をとりアクションから演技派へシフトチェンジする為にいい機会だったかもしれませんね。

錢嘉樂はアクションにリアリティを持たせたいんですね。だから、痛みや恐怖を感じる部分があるんでしょうね。勉強になるなぁ
だからこそ、見ている側も納得できるのでしょうね。
私も見ました! 
本当に深刻な映画ですね。。。
中国人は いや、人間は本当に一緒に苦しむより、一緒に権力や利益を一緒に守らなずに、奪い合うんだと思います。
私は個人的にその映画はジャッキが壁を乗り越えた証明だと思いました。
なぜなら、この映画ははじめジャッキがヒーローじゃない役だとおもうんです。
昔の映画の中では、ジャッキはいつも正義の味方だった、んで今回はちょっとヤクザの役は本当にチャレンジーだと思います。
また今回のアクションの指導は錢嘉樂ですから、錢嘉樂のアクションの特徴は生活化、別にヒーローじゃなく 普通の人間がけんかするときやるアクションが一番、お客さんが感じるからだそうです。また錢嘉樂のアクションはお客さんにただ見るだけじゃなく、見えるじゃなく、感じる痛みを見せるために考えるそうです。


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