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新少林寺

新少林寺


STORY
1912年、辛亥革命の翌年。革命によって清王朝が倒れたものの、西洋列強による侵略や国内の内乱で、軍人たちによる私利私欲の争いが繰り広げられていた。その中の一人の独裁者・侯杰(アンディ・ラウ)が、腹心の部下・曹蛮(ニコラス・ツェー)の裏切りに合い、妻・顔夕(ファン・ビンビン)や愛娘・勝男(嶋田瑠那)、そして地位も名誉もなにもかもを失う。そこで流れ着いたのが、かつて独裁政権時代に愚弄した少林寺。寺の厨房係・悟道(ジャッキー・チェン)の導きによって元独裁者である侯杰は受け入れられる。やがて戦火は激しくなり少林寺へ多くの人々が避難して来た。そして少林寺に侯杰がかくまわれていることを知った曹蛮は、民衆・僧侶・寺院への容赦のない攻撃をはじめる。



REVIEW

桜坂劇場にてアンディ・ラウ主演の「新少林寺」を鑑賞しますた。
 
「少林寺」といえば、1982年のジェット・リー主演の印象が強い。

あれから30年近く経ち、一体どういう展開が待ち受けているだろうという期待と不安が混ざり合っての鑑賞でした。



1982年の「少林寺」とは全く異なる内容。

以前の「少林寺」が”明”であれば、こちらの作品は”暗”を描いてる

カンフーアクション映画というよりも人間ドラマとして重点が置かれて、
愛憎渦巻く展開と主人公、侯杰(アンディ・ラウ)の再生が描かれていて見応えを感じた。



主人公、侯杰が容赦無い独裁者から修行僧に至るまでの経緯も、そこからクライマックスまでに向かう展開もダレる事なく一気に物語は進み、2時間以上の物語があっという間に展開する。



この映画はどちらかっていうと、精神性な側面で描かれている。

主人公、侯杰の冒頭での暴君っぷりが、これまた迫力があって見応えがある。
侯杰が追っていた敵をかくまった少林寺の看板の「天下武宗」に「不外如是(恐れるに足らず)」と赤い字で書き愚弄する場面が印象深い。


後に裏切られ絶望の果てに少林寺に救いを求めた侯杰を「少林寺」は迎え入れる。改心していく時に彼は以前書いた「不外如是(恐れるに足らず)」という文字を見上げた時、その罪の重さに気づく。
その場面に胸が締め付けられる。


これは侯杰の再生を描いた作品でもあるが、それと同時に侯杰を裏切る腹心の曹蛮への「救い」も描いている。

かつて侯杰の腹心であった曹蛮は侯杰よりも猜疑心も残虐性も強い。
まぁ元々侯杰の腹心であるから非情な男なんだけど、侯杰を裏切ってからは残虐性がもろに表れる。

結局は侯杰が彼をそういう人間にしてしまったのだ。だから、曹蛮と戦いつつも彼を救おうとする。

だからこそ、ラストシーンは切ない。勧善懲悪な展開なら心に残らなかっただろう。

物語の最後に侯杰が見た世界、曹蛮が見た世界に何が描かれたか、それぞれの終焉が違えど見たものは「慈悲の心」だったのかもしれない。



ジェット・リー主演の「少林寺」に比べ、アクションシーンは少ないがそれでも見応えはたっぷりある。

大掛かりな仕掛けに興奮するし、周りの出演者達はアクションに長けている出演者に囲まれている。


少林寺の修行僧、浄空役には『SPL 狼よ静かに死ね』呉京/ウー・ジンが演じてるし、厨房係には成龍/ジャッキー・チェンなど豪華な顔ぶれ。

呉京のキレのある動きや静寂な佇まいなんて惚れぼれだし、ジャッキーをカンフーをできない厨房係に設定するという贅沢な使い方。
とはいっても、ジャッキーはやっぱりジャッキーでコミカルなアクションを披露してくれます。

『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ 』に出てた熊欣欣も出てたなー。あいかわらず動きが凄いねー。

あとね師父役でユエ・ハイが出てたのも感動ですた。
かつての「少林寺」にも出ていたお方ですが、3年前に引退したけど、この映画のために出演したらしい。

そしてクライマックスの少林寺を爆破する場面はかなり見応えがあり。
もはや敵は誰なのか解らないくらいのイキオイでその中で、たくさんのアクションシーンが見られる。

しっかりとエンターテイメント性も残しつつ人間ドラマとして描いているところは素晴らしいかと。さすがベニー・チャン監督というか、やっぱ凄い。


でも、個人的に一番興奮したのは主人公を演じたアンディ・ラウでもなく、ジャッキー・チェンでもなく、やっぱ曹蛮演じたニコラス・ツェーです。
もう、こっからは完全に女子意見ですが、もうあの逸脱した悪い表情といい存在感といい、かなりの悪役なのに美しすぎる。
しかも、軍服が似合うのなんのって。えぇ実はあてくし軍服フェチです。

新少林寺ニコ


物語のよかったけど、ニコの存在でどれだけこの映画に入り込めたか。
っていうか、確実にいい役者になってるなーという印象。
そして、最後のあの表情がこれまたいいっていうか。。。


やばい、興奮してきたのでちょっと冷静になろう。


映画としてはかなり見応えのある内容でした。
時代背景も辛亥革命を軸に描いているのもタイムリーでしたし、豪華な俳優陣に飽きの来ない展開。
娯楽性を感じる演出やド派手な爆破シーン。

それを感じさせつつ精神性を描くところにテーマも感じますた。
「少林寺」がいかにして逆境から生き延びてこられたのかも、形あるものが失っても残る「禅」の教えに共感と感動を覚える。

まったく新しい「少林寺」です。




2011年製作

監督:陳木勝(ベニー・チャン)
出演:劉徳華(アンディ・ラウ)、謝霆鋒(ニコラス・ツェー)、范冰冰(ファン・ビンビン)、呉 京(ウー・ジン)、熊欣欣、余少群、于海(ユエ・ハイ) 、成龍(ジャッキー・チェン)

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